トゥ・ヘル 映画ネタバレ感想

注意!ネタバレややあり〼

原題:BETWEEN WORLDS

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この映画を撮った監督、センスがですよ。褒めてますよ。

音楽がスゴク好きな人なのだろうか。
映画音楽の大物(『ツイン・ピークス』とかの音楽を作曲した)アンジェロ・バダラメンティ氏が参加していたり、パンチのあるロック流れたり(音楽好きの人は色々反応できそうなレパートリー)・・いや、そんなことより、

音楽の合わせ方が妙。褒めてますよ!

このシーンで急にそんな音楽あわせる!?とか、この音楽とその効果音重ねる!?とか、否、音楽に限らず、キャラクターの反応そんな感じ!?とかっていう演出が随所にある。
それだけなら特に珍しくもないのだが、何というか全体的に監督の独特な個性が漂いまくっている感じがする。

しかも、なんちゅうパンツ穿いとんやニコラス!っていうシーンとか、絶対楽しんでやってるなっていうのが伝わってくるし・・・

この監督、変態だな。

勝手に色んな事言ってごめんなさい監督。

でも好きです。マリア・プレラさんと言う女流監督。
この映画の脚本は、ニコラス・ケイジ氏に当て書きされたというのも納得。
彼のキャスティングで半分勝ったような映画。

奇妙な音楽を背景に、いかにもだらしない体型をしたニコラス・ケイジ氏がコーヒーを注ぐ。
それだけですでに物語がある。
病院の壁に飾られたロールシャッハテストのような絵画も映える。

劇中で披露される詩も、ニコラス・ケイジ氏が自ら書いたという。

参考 ニコラス・ケイジ最新作、注目のB級映画を監督が語るシネマトゥデイ

プレラ監督の前作『フォルスリー・アキューズド / 原題: Falsely Accused 』(日本未公開)観たいなぁ。

この監督の独特の個性は他の映画にも漂っているのか、それともこの作品でのニコラス・ケイジ氏の怪演に引きずられただけなのか・・・とにかく気になる監督であることは間違いない。

幽体離脱して、死にそうになっている人の霊魂を連れ戻してくる能力を持った女性。
大切な一人娘の体に別人の魂が入ってしまい、迷える魂を元ある場所へ戻そうと奔走する。
しかし、“ 別人の魂 ” は誰かの大切な人であり、そこから話がややこしくなって・・という映画。

ニコラス・ケイジ扮するジョーがかぶっていた帽子「Turkey AND THE WOLF」はニューオーリンズのハンバーガー屋さんの帽子。何で?
変なワニのTシャツ着てるしなぁ。
怪演っぷりが半端ないしなぁ。
やっぱり凄い俳優さんだよなぁ。


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本作品の配信情報は2019年11月30日時点のものです。
最新の配信状況についてはホームページをご確認ください。

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監督・脚本:マリア・プレラ
撮影:トーマス・ヘンス
音楽:ジェイソン・ソロウスキー
テーマ曲:アンジェロ・バダラメンティ
製作年:2018年 / アメリカ