注意! ネタバレあり〼
2019年 8月2日(金)~26日(月)
とにかくめちゃくちゃオモシロイ!!
ニコニコ超会議@幕張メッセで行われていた「超歌舞伎」が、満を持して南座にお目見えした興行。
歌舞伎役者とバーチャルシンガー初音ミクさんが舞台で共演!
↑ 2016年のニコニコ超会議の様子
回数を重ねるごとに精度が増し、今回の南座ではミクさんが獅童さんとともに宙乗りも勤めました。
京都南座には
・ガチ歌舞伎ファンであろう着物姿の人々、年配の方々
・ミクさんの法被を着たりコスプレをしているミク廃さんたち
・夏休み中ということもあり、幼稚園児くらいから小中学生といったお子さんたち
・観光旅行中らしき海外の方々
など幅広い客層が入り乱れ、カオスな様相。
芝居が始まれば、老若男女問わずにペンライト振るわ大向うが飛び交うわで、もう大盛り上がり!!
言葉が分からなくても十分に楽しめるとあって、とにかく海外の方もペンライトを振っている!
(熱心なミクさんファンの方々が、持っていない方にペンライトを貸してくれたりしていました。)
京都南座での歌舞伎興行でこんな光景を私は見たことがない。
通常の歌舞伎興行では考えられないが、超歌舞伎ではとにかく「大向う(声援)を役者に掛けて下さいね!」と出演者たち自身が煽ってくる上に「はい、せーの!」と練習までさせてくれる。
「舞台上から役者さんに言われちゃあ、そりゃあ掛けていいんですよね」てな具合に、ここぞとばかりに大向うを掛けまくった。楽しかったぁぁぁ~!!
南座は、ニコニコ超会議が行われる幕張メッセの会場より小さいため、より近くに感じられ、臨場感もモノ凄かった。
初音ミクさんという最新技術と古典歌舞伎という伝統芸能を見事に融合させた歌舞伎。
ペンライト振ったり大向う掛けたり積極的に参加して、観客役者スタッフ全員で作り上げていくのが超歌舞伎なのだ。
踊る阿呆に観る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃソンソンなのである。
この超歌舞伎は、中村獅童さんが座頭として興行を引っ張り、中堅どころとして脂ののってきた澤村國矢さんが大役を務めている。
これを機に歌舞伎役者さんや歌舞伎そのものに興味を持ってくれる人が増えると嬉しいなぁ。
過去作はDISCが発売されています!
しかしあの熱気や盛り上がりはやはり生で観るのが一番!
次回興行がありましたら、是非皆さんお気軽にお出かけください。