オーバーロードZ 映画ネタバレ感想

注意! ネタバレあり〼

原題:NAZI OVERLORD

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ゾンビ映画ではない。

「Z」付けんのやめてー。

オープニングに「アサイラム」って出た時点で薄々感づいてはいたけれども。

原題の「overlord」は「強大な権力者、気ままで暴虐的な支配者」を意味する言葉。
そしてまた、第二次世界大戦における “ノルマンディーの戦い” のコードネーム。

物語はまさにノルマンディーからの生き残りの兵士たちが、科学者を救出すべく敵地に潜入し、そこで生物兵器の実態を知って破壊する、という戦争アクション物。

生物兵器は、イナゴのような巨大な蚊のような生物を媒介とするため、意のままには操作は出来ない。
人間はただその生物兵器をばら撒くだけ。
生物は本能のままに人間を刺しまくる。

原題における「overlord」はこの生物のことでもあり、またノルマンディーの戦いの裏でこんなもう一つの戦いが起こっていたよ、という意味だろうか。

生物兵器に毒された人間はやがて破裂する。
おそらく・・・破裂に至らない失敗作がゾンビっぽい感じになっていたのかどうなのか?その辺はあまりはっきり描かれていない。

このゾンビっぽいヤツはほとんど出てこない。
物語の8割くらいは戦争映画。

そこで邦題に「Z」を付ける作戦。さすがです。

この映画を撮ったロブ・パラティーナ監督は、似たような作品を結構撮っている監督さんなので、1本撮りあげて映画として完成させる手腕はさすがだな、と思いました。

「アサイラム」に反応する方向けの一本です。


動画配信ならお得なレンタルもあり。

本作品の配信情報は2019年11月30日時点のものです。
最新の配信状況についてはホームページをご確認ください。

DMM.comのDVD宅配レンタルでもあり。
「オーバーロードZ」も当然のようにあるとは、さすがの品揃えです。


監督:ロブ・パラティーナ
脚本:スコッティ・ミューレン
撮影:マーカス・フリードランダー
製作年:2018年 / アメリカ